「マイクの定理」とその応用(2)

こんにちは、マイクです。

前回の続きですので、まだ記事を読んでいない方はこちらから:

「マイクの定理」とその応用(1)


まず、式(1)から見てみましょう。
\[D_n(t)=p(t)-p(t-n)\tag{1}\]

これを図示するとこのようになります:

20150409chikouspan

チャートで赤い線で描かれているのが遅行スパンで、ここでは期間\(n=20\)です。

ローソク足の終値を20期間前にずらして表示したものですね。

そして、緑の矢印で表されているのが時刻\(t\)に対応する遅行スパンとローソク足(終値)との乖離\[D_n(t)=p(t)-p(t-n)\]になります。

矢印が下向きなのは値が負(マイナス)であることを示しています。


さて、遅行スパンの使い方としては、単純に言えば、遅行スパンがローソク足より下にある時は下落の圧力が優勢、上にある時は上昇の圧力が優勢、と見ます。

そして、遅行スパンがローソク足を上抜ける時を「陽転」、下抜ける時を「陰転」と言い、トレンド転換の重要なサインとして多くのトレーダーが注目しています。


つまり、\(D_n(t)\)が負から0を通って正に変わる時が陽転、正から0を通って負に変わる時が陰転ということになります。


ここまでは簡単な話ですね。

次回は式(2)に移りましょう。


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