こんにちは、マイクです。
案の定、今日も波風が立ちましたね。
先日の記事でもお伝えした、国会での黒田日銀総裁の発言:
「さらに円安に振れることはありそうにない」
その後、釈明も聞かれましたが、今日は10時から参議院財政金融委員会に出席予定ということで、様子を見ていたところ・・・
「実質実効為替相場は特定2国間の相場占うものでない」
「このところの名目為替レートの評価、予測は言ってない」
「名目ベースの円安を望んでないと言ったわけではない」
と、立て続けに火消し答弁をし、それを受けてドル円は50pips程急騰しました。
さて、黒田さんの発言には、「実質」とか「実効」とか「名目」とかいろいろ枕詞がついていますね。
これらはいったいどういう意味なんでしょうか??
ちょっと、整理してみたいと思います。
まず、「実効為替レート」というものがあります。
で、この実効為替レートには、
■ 実質実効為替レート
■ 名目実効為替レート
という2つの種類があるんです。
・・・
名前の付け方はわかりましたでしょうか?笑
では、「実効為替レート」とは何でしょう?
通常の為替レートは、「ドル円」・「ユーロドル」のように、「2国間」のレートです。
これを、例えば「円」に関わる通貨ペア
ドル円
ユーロ円
ポンド円
オージー円
・・・
を集めて、その国と日本との間の貿易量などで重み付けをした平均を求めたものが、円の
■ 名目実効為替レート
です。
ドルで言うと、有名な「ドルインデックス」のようなものですね。
で、更にそれをそれぞれの国のインフレによる通貨価値の下落分を差し引いて調整したのが、
■ 実質実効為替レート
となります。
なるほど。
それはわかったけど・・・
じゃあ、なぜわざわざ「実質実効為替レート」といういろいろ加工した数字を持ち出してまで、
「さらに円安に振れることはありそうにない」
と言う必要があったのかってことですね。
うーん。
大人の事情ってやつですかね。
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