こんにちは、マイクです。
今週は少しメンタルの話をしようと思います。
トレードを行っていく中で、メンタルをいかに安定した状態に保つかということは、いつまでたっても付いてくる極めて重要な問題です。
それはそうなんですが・・・
メンタルに関する話になると、とかく
「どうやってメンタルを鍛えるか」
という視点で、精神論・根性論が展開されることが多いんですね。
でも、そもそもメンタルって「鍛えられる」ものなんでしょうか?
少しマイクの例をお話ししたいと思います。
と言っても、トレードではなくテニスでの話です。笑
マイクはかれこれ20年くらいテニスをやってますが、始めてから数年はメンタルの弱さが原因で惨敗することがほんとに多かったんですね。
特に、シングルスの時、しょぼいショットしか打たないのにシコるおじさんとか、天敵でした。
こっちがいい球を打ってるのになかなか決まらないと、どんどんイライラしてきて、無理にエースを取りに行ってミス。
それで更に頭に血が上って自滅。。
今から思えば、絵に描いたような「カモにしやすい」プレーヤーでした。
それで、いろいろな「メンタル強化」系の本を読んだりして、何とかメンタルを「鍛えよう」と努力していたんですが、あまりその効果は表れませんでした。
ところが・・・
それがいつの間にか変わっていたんです。
その要因を考えてみると、主に3つあると思います。
- 自分の技術が上がった
- ゲームプランを考えるようになった
- 自分と相手の精神状態を客観的に認識するようになった
まず、単純に自分の技術が向上して、それまでシコられていたボールがエースになったりすることが増えてくると、必然的にイライラさせられるシーンが減ってきます。
次に、ゲームプランを考えるようになって、例えば、
「球足の速いコートだから、とにかくネットに出て、そこで6割ポイントできればOK。」
というように、確率的な割り切りができるようになったので、1つ1つのポイントをあまり引きずらないようになりました。
そして3番目ですが、以前は、とにかく自分の感情にどっぷり浸っていたわけですが、徐々にそのパターンがわかってくるんですね。
「あ、こういう場面でミスをすると、めちゃダメージでかいんだよな。
で、いままさにそういう状態なんだ。」
そういう認識ができるようになると、今度は相手の精神状態も同じようにわかるようになるんです。
「ここでもう1回ドロップショットで決めてやれば、相手は完全に切れるな」
とか。
いやー、性格悪くなりますね。笑
で、そういうことを思い出してみた時に、
「これってトレードとまるで一緒だわ!」
と気付いたのです。
これは、「学習プログラム」でも3本の柱としている、トレードの成功に必要な3つの技術です。
先程のテニスの例との対応で言うと、
- 自分の技術 → トレード手法
- ゲームプラン → 資金管理
- 精神状態の客観視 → メンタル制御
ということですね。
で、これまでの話で、勘がいい人はもうお判りだと思いますが、実は、
メンタル制御が3つの技術の中で一番難しい
のです。
それが何故かというのは、次回詳しくお話ししましょう♪