こんにちは、マイクです。
米国FOMC (Federal Open Market Committee, 連邦公開市場委員会)も今日で2日目を迎え、あと11時間ほどで金融政策の決定結果が発表されます。
さて、昨日の記事の続きで、クイズの答に関するおさらいをしていきましょう。
【USDJPY】
■月足
A: リーマンショック
B: 日米ゼロ金利政策スタート
C: 日銀量的・質的金融緩和
D: バーナンキショック
E: 日銀追加緩和
2013年の4月と5月に、上記C・Dで示した、日米の金融政策で対照的な2つのイベントがありました。
まず、4月に日銀が量的・質的金融緩和を決定。
いわゆる「異次元緩和」、「黒田バズーカ」ですね。
その翌月、5月22日に、今度はバーナンキFRB議長が議会証言の質疑応答で、
「今後数回のFOMCで、債券購入ペースを落とすことがありえる」
と述べたのです。
つまり、緩和縮小を示唆したわけです。
バーナンキ議長はその翌6月のFOMC後の会見でも、
「年末までに量的緩和縮小を開始する可能性がある」
と明言し、一気にドル資金が新興国から引き上げられ、これら国々の通貨が大暴落したのは記憶に新しいところです。
いずれにしても、これで日米の金融政策が逆方向を向いたことが鮮明となりました。
実際にこの年の12月のFOMCで、翌2014年1月からの緩和縮小を決定。
そして、遂に2014年10月29日のFOMCで、当月で資産購入を終了することが決定されました。
まさにこのタイミングで・・・
翌日の10月30日、日銀がダメ押しの追加緩和を決定したのです。
「黒田バズーカ第2弾」ですね。
このブースターによって、ドル円は2015年6月5日に125.84円の高値をつけるに至ります。
でも、米国の利上げはずっとお預けにされてきました。
QE3終了から1年以上が経って、市場は完全に焦らされている感じです。
それだけに、この歴史的瞬間にどういう動きが起こるのか、ワクワクしますね♪
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