米国利上げの後は日銀プチ追加緩和

こんにちは、マイクです。

今日はFOMCの話を昨日の記事に引き続いてもう少し詳しくする予定でしたが、黒田さんがまた演出を見せてくれたので、その話をすることにします。

FOMCの陰に隠れてあまり話題にも出ませんでしたが(笑)、今日は日銀金融政策決定会合が開催されていました。

市場のコンセンサスは「現状維持・追加緩和なし」だったこともあり、地味に通過すると誰もが思っていたところ・・・


市場の意表を突いて、小規模ながら緩和策の拡大が発表されました!


基本的な金融政策は現状維持でしたが、下記の点で緩和が拡充したものです(日銀は「補完」と表現しています):

  • 国債購入の平均残存期間をこれまでの「7-10年程度」から来年より「7-12年程度」に拡大
  • ETFの買い入れについて新たに年間3000億円の枠を設置
  • 不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ限度枠を発行済み総数の「5%以内」から「10%以内」に拡大


追加策の発表はサプライズだったため、直後に日経平均は約500円、ドル円は約100pipsの上昇を見せました。

しかし、実質的な緩和拡大規模が限定的なものであることが浸透すると、一転して株は失望売り、ドル円も下落転換し、あっという間に上昇分を全戻しして、更なる下落の流れとなりました。


黒田さんが会見しても




流れは止まりませんでした。

【Nikkei225】
■5分足
20151218Japan225M5

【USDJPY】
■5分足
20151218USDJPYM5

オレンジの縦線、左が発表時、右が会見開始時です。


やはり、当局と市場とのコミュニケーションというのは難しいですね。

まあ、こちらとしては、とてもわかりやすい展開でよかったですが♪


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