経済指標3分類の答合わせ ~ そして今夜は雇用統計祭り♪

こんにちは、マイクです。

前回の記事で出したクイズの答、みなさん考えましたか?


えーと、なんだったっけ?

という方のためにもう一度言うと・・・

経済指標には

  1. 先行指標
  2. 一致指標
  3. 遅行指標

の3種類がありますが、今週発表の指標はそれぞれ何に分類されるでしょうか?

というクイズでした。


では、早速、順番に答を見てみましょう:

【政策金利】
先行指標

米国の利上げが世界経済に多大な影響を与えるように、政策金利は経済の勢いを加速させたり減速させたりすることができる強力なコントローラです。

政策金利によって経済が動くわけですから、当然、タイミングとしては先行指標となります。


【雇用統計・失業率】
遅行指標

企業が採用を増やすのは景気がある程度回復してから、リストラを進めるのは景気がある程度悪化してからである場合が多いですね。

よって、雇用者数や失業率などの雇用統計は、基本的には遅行指標となります。


【GDP】
遅行指標

GDPは四半期毎の値が公表されますが、各期末の1ヶ月後に「速報値」が、2ヶ月後に「改定値」が、3ヶ月後に「確定値」が、それぞれ発表されます。

「速報値」は市場に与えるインパクトは大きいですが、往々にしてその後の「改定値」・「確定値」で大幅に修正されることがあります。

よって、信頼できるのは「確定値」となりますが、この時点で既に期首からは半年以上が経っており、その遅行性は否めません。


【ISM製造業/非製造業景況指数】
先行指標

これらは、製造業・サービス業それぞれの購買担当役員にアンケート調査を実施し、その結果から景況感を数値化したものです。

アンケートということで主観が入る部分もありますが、その分、現場の雰囲気や方向感をダイレクトに表す指標として非常に注目されています。


【小売売上高】
一致指標

小売売上高は、その名称通り、スーパーやサービス業など、個人消費者向けの小売業の売上を毎月集計したものです。

その時々の実際のモノやサービスの売れ方を直接示しているので、まさに個人消費の「現在の様子」を表した指標と言えます。


どうでしょう、みなさんの予想は当たったでしょうか?

指標発表も単に数値だけでなく、それが表す意味を考えてみるとまた面白いですよ。


さて、今夜はいよいよ真打の米国雇用統計ですね!

派手なお祭りとなることを期待しましょう♪


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