こんにちは、マイクです。
先週は12日(火)~13(水)の日程で米国の金融政策を決定する
FOMC (連邦公開市場委員会)
が開催され、その結果が日本時間14(木)早朝4:00に発表されました。
政策金利は予想通り、FF金利の誘導目標を5.25~5.50%に据え置きとなりましたが、ドルは全面安の展開となりました。
なぜでしょうか??
当日のX (Twitter)でも触れたのですが:
【FOMC】金利は予想通り3会合連続の据え置き。注目なのは「ドットチャート」の変化。各委員の金利見通しをグラフにしたもので、9月の時点では来年の中央値は1回の利下げだったのが、今回は来年3回の利下げを示唆。パウエルFRB議長の「利下げは会合でも議論した」との会見発言も加わり、ドル全面安に💰
— マイク@トレード技術研究所 (@mike_sanshu) December 14, 2023
注目は
ドット・チャート
でした。
ドット・チャートについては以前から度々このブログで解説しているので、お馴染みの方も多いと思いますが、まずは今回のものを見てみましょう:
まず、2023のところを見ると、丸が全て5.25~5.50%の欄に並んでいますね。
これは、全てのFOMC委員が2023年末時点のFF金利の誘導目標レンジを5.25~5.50%と予測していることを示しています。
というか、今回が今年最後のFOMCなので、そこで決定された金利になっているということですね😅
では次に、2024年末時点の予測を見てみましょう。
委員によって、かなりばらつきがあることがわかります。
最も高い2人が現在と同じ5.25~5.50%、最も低い1人は3.75~4.00%となっています。
ここで一般的にその代表値として報道されるのが、これらの
中央値
となります。
「中央値」というのは、一番高い人と一番低い人から順番に数えていって、ちょうど真ん中にいる人の値を指します。
委員は19人いますので、上から数えても下から数えても10番目の人が真ん中です。
その人の予測レンジは4.50~4.75%となります。
これは、1回の利下げを通常の0.25%として数えると、現状から
3回の利下げ
をすることに相当します。
では、1つ前に公表されたドット・チャートではどうだったのでしょうか?
こちらが9月のものです:
まず、この時点では、年内にあと1回の利上げを予測していた委員の方が多かったことがわかります。
そして、2024年末時点の予測の中央値は5.00~5.25%です。
これは、今回の方が前回より2024年末の金利を
利下げ2回分も低く
予測していることを意味しています。
このことが市場に強いインパクトを与え、発表直後からドルは売られました。
更に、その後の記者会見で、パウエルFRB議長が
「利下げについては会合でも議論した。」
などと発言したことにより、更にドル売りの流れが加速し、
ドル全面安
の展開となったのでした。
今回はこの流れを【Mike the Ultimate】で取ったトレード事例をピックアップしてご紹介します。
*2023/12/13(木)*
【AUDUSD】
■1分足
FOMCの発表後、日本時間9:30にはオーストラリアの雇用統計が発表されました。
その結果、11月の雇用者数(前月比)が市場予想の+1.1万人を大幅に上回る+6.2万人だったことで、オージーは買われる展開となりました。
FOMCからのドル売りの流れでAUDUSDは上昇していたところに、雇用統計からのオージー買いによってその勢いが更にブーストされたのです!
その波に気持ちよく乗ってクルーズ♪
基準化損益比(NPL):+2.73
許容損失比を2.5%に抑えながら、
+6.8%
の利回りです💰
先週も【Mike the Ultimate】の
爆発的収益力
は炸裂し続けました。
今、私たちが生きているこの世界は激動し、非常に不安定になっています。
このような危機的状況の中で、
個人が稼ぐ力
の必要性は、これまでになく切実に高まっています。
それを実現するために、荒れ狂う相場を航海するための羅針盤である「三種の原理」と、それに基づく最強兵器【Mike the Ultimate】を、一人でも多くの方に活用して頂きたいと、マイクは切に願っています。
では☆