【保存版】検証用MT4過去データの入手・作成方法

こんにちは、マイクです。

MT4で過去チャートを検証する時、もっと古いデータもあればいいのになと思ったことはありませんか?

昨日も「学習プログラム(三種の原理)」のメンバーさんから、


検証は通貨別にとのことでしたが、1M足の古いデータがでてこないので、100サンプルとるのが難しいです。どうしたらよいでしょうか?


との質問をもらいました。

確かに1分足のデータだと、せいぜい2ヶ月分ぐらいしかブローカーのサーバ上にはないので、どうすればよいか困っている方も多いかと思います。

そこで今日は、長期間の1分足データをMT4に取り込み、かつ、それを基にして5分足~日足のデータを作成する方法について解説します。


まず、普段のトレードで使うMT4とは別に、検証用のMT4をインストールしてください。

ブローカーは日足5本(NY closeがサーバ時間00:00)のところならどこでもいいですが、1分足の過去データはFXDDで公開されているものを利用するので、特にこだわりがなければ同じにするとよいでしょう。


次に、「ツール」→「オプション」→「チャート」タブで、「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」を共に最大値(2147483647)にします。

実際には、「99999999999999…」と入力して「OK」を押せば、再度開くと上記の数値になっています。

確認したら、MT4を再起動します。


ここでいよいよFXDDのヒストリカルデータ公開ページからデータをダウンロードします。


通貨ペア名をクリックするとダウンロードできます。

例えば、EURUSDをクリックすると、「EURUSD.zip」という圧縮ファイルがダウンロードされるので、それを解凍してできる「EURUSD.hst」というファイルを適当な場所に保存します。


次に、MT4で、「ツール」→「ヒストリーセンター」を開き、この場合だとEURUSDの1分足をダブルクリックします。

そして、「インポート」をクリックして、「参照」ボタンで先ほど保存した「EURUSD.hst」を選択し、「OK」を押します。

20160630history2
このようにレコード数が大きくなっていれば成功です♪

確認したら、再びMT4を再起動します。


そうしたら今度は、5分足~日足の作成です。

ファイル」→「オフラインチャート」から「EURUSD,M1」をダブルクリックします。

すると、「EURUSD,M1 (offline)」と表示されたチャートが立ち上がります。

20160630offline
このチャートに、「ナビゲーター」→「スクリプト」にある「PeriodConverter」をドラッグ&ドロップします。

20160630navigator
この「PeriodConverter」というスクリプトは、MT4に元から備わっているものです。

まず、5分足を作成するために、

20160630periodconv
パラメタの「Period multiplier factor」に「5」を入力して「OK」を押します。

数秒間で作成は完了します。

続けて、15分足30分足1時間足4時間足日足を作成するために、それぞれパラメタに1530602401440を入力して同じ作業を繰り返します。

その際、

20160630warning
このような警告が出ますが、気にせず「はい」を押します。笑

以上で作業は完了です。

最後にMT4を再起動します。


すると・・・


1分足を含む全ての時間足で2005年からのチャートが見られるようになっています!


この方法で思う存分検証に没頭してくださいね♪


では、今日もポチっと応援お願いします☆

↓↓↓↓↓↓

「【保存版】検証用MT4過去データの入手・作成方法」への12件のフィードバック

  1. マイクさん

    もの凄くわかりやすい解説ありがとうございます!
    自分も全く同じことで困ってましたので凄く助かりました。

    三種の原理を思う存分検証させてもらいます(^^)

  2. masueさん、こんにちは☆
    お役に立てたようで嬉しいです♪
    充分な数のサンプルを集め、検証を堪能してください!

  3. こんにちは。丁寧な説明ありがとうございます。
    全ての手順を終わらせたのですが、PeriodConverterの所がうまくいってないのか、オフラインチャートの1分足から他の足への変更ができません。
    どのように対処したらよろしいですか?

  4. 小澤さん、こんにちは☆
    ご連絡ありがとうございました。

    PeriodConverterをオフラインチャートに適用した際には、処理はバックグラウンドで行われ、見かけ上何も反応がありません。
    5分~日足の生成が完了しているかどうかは、「ファイル」→「オフラインチャート」で「オフライン・チャートリスト」を表示させるとわかります。

    例えばEURUSDのヒストリカルデータをFXDDからダウンロードした場合、「EURUSD,M1」のバー数は490万程度になっているはずです。
    そして、その下にある「EURUSD,M5~Daily」のバー数が当初より増えていれば、PeriodConverterの処理は成功していると言えます。
    具体的には、5分足なら1分足の1/5程度(100万弱)、1時間足なら1/60程度(8万程度)という感じです。

    とりあえずここをご確認頂き、また状況をお知らせ頂ければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  5. マイクさん、出来ました!
    どうもありがとうございました。

  6. 小澤さん、ご報告ありがとうございました!
    無事にできてよかったです♪
    今後のトレードに活用していってくださいね☆

  7. マイクさん
    ダウンロードはできたのですが表示している時間足のチャートで他の時間足に変更できないのでしょうか?
    各時間足を1枚づつ表示する感じでしょうか?

  8. とむさん、こんにちは☆
    コメントありがとうございました。

    記事の手順に従って各時間足の作成が完了すれば、再起動後は、オフラインチャートではなく、通常のオンラインのチャートで時間足を切り替えて過去データを参照できます。
    お試しになってください。

  9. マイクさん
    有難うございます、オフラインのまま見ていました、再起動したら使えました。

  10. マイクさん、はじめまして。

    過去チャートをDLするも反映されず、
    壁にぶつかっておりました。
    色々なサイトを周りましたが解決せず、、、
    こちらに辿り着きましたら、一発で解決いたしました!

    解決した方法は「再起動」でした。笑笑

    とても嬉しいので、コメントでお礼を言わせてください。
    ありがとうございましたm(_ _)m

  11. とむさん、こんにちは☆
    ご報告ありがとうございました。
    よかったです♪

  12. 通りすがりのひとさん、こんにちは☆
    コメントありがとうございました。

    記事がお役に立ったようでよかったです。^^
    今後ともよろしくお願いいたします♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です