こんにちは、マイクです。
日本時間今朝4:00に、
FOMC(連邦公開市場委員会)
の声明文が公表されました。
その結果、FF金利は0.25%
利上げ
され、2.25-2.50%となりました。
これに関しては市場の予想通りだったわけですが、この声明文の発表とそれに続くパウエルFRB議長の記者会見を受けて、
ドル高・株安
の強い動きがありました。
この背景には何があるのでしょうか?
これには下記のような幾つかの要因が考えられます。
- FOMCに対する政治圧力
- 景気動向に対する評価
- 将来の金利見通し
順番に見ていきましょう。
「1.」については、みなさんもご存知の通り、トランプ大統領が最近の株価下落を理由に利上げの停止を再三求めていたということです。
このトランプ圧力によって、もしかしたらFOMCが折れるのではないかという見立ても僅かながら存在したのですが、今回の利上げは賛成10・反対0の
全会一致
で決定されました。
更にパウエル議長は会見で、
「政治的な配慮は政策決定に一切影響しない」
と断言しました。
ハト派的な期待は完全に否定されたということですね。
次に「2.」については、パウエル議長が会見で、米国の景気動向について、
「数カ月前の予想に比べて軟化を示唆する動きが出てきた」
と述べたことが、株式市場にとっては更なる重しとなりました。
特に海外経済の減速にも言及したことで、不安感が煽られたようですね。
最後に「3.」の金利見通しについては、以前の記事(1), (2), (3), (4), (5), (6), (7) でも何回も取り上げた「ドット・チャート」を見る必要があります。
今回公表されたドット・チャートがこちら:
【2018/12】
そして前回のものがこちら:
【2018/09】
まず、2019年のところを見てみましょう。
前回は中央値が3.00-3.25%だったのが、今回は2.75-3.00%に低下しています。
これは来年の回数見通しが3回から2回に減ったことを意味しています。
しかし、市場の予想はこれよりも低く、最大1回というのがコンセンサスになっていました。
更に2020年を見ると、更に1回の利上げ予測が保持されており、これらのことがタカ派的だと評価されたのです。
以上の3点を主な背景として、今回の動きが形作られたと考えられます。
さて、結局今年は年4回の利上げがスケジュール通り実施されたという結果になりましたが、来年に関してはかなり流動的です。
利上げの回数についても、いつの会合で実施するかについても、不確定要素が多いように思われます。
つまり・・・
それだけ各FOMCの結果に対する市場のボラティリティが高まるということです。
ということは・・・
結果発表時に
【特別セミナー】指標トレード完全攻略!
の「特別プレゼント」である
指標トレード用EA【mike_index_trade】
が更に大活躍する期待も否応なしに高まるということですね!
来年も面白くなりそうです♪
では☆