FOMCのバランスシート縮小は織り込み済み ~ ドル全面高の要因は?

こんにちは、マイクです。

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昨日から開催されていた米国連邦公開市場委員会(FOMC)が、日本時間今朝3時に金融政策発表を行いました。

一般のニュースなどで報じられるタイトルとしては、

  • 政策金利据え置き
  • バランスシート縮小

を決定、ということになると思います。

ただ、政策金利の据え置きは予想通り、そして、今回の会合でバランスシート(保有資産)の縮小が決定されることも、イエレン議長がかなり前から市場に対してアナウンスを行っていたため、ほぼ完全に織り込み済みでした。


しかし、発表直後からドル全面高となっています。

これはどのような要因によるものなのでしょうか?


鍵を握っているのは、以前の記事(1), (2), (3), (4)でもお話しした、

ドット・チャート

です。

FOMCメンバーの金利見通しですね。

今回発表されたものがこちら:

20170921fomc
この点の一つ一つが、FOMCの各メンバーを表しています。

注目は今年(2017)の部分です。

最頻値は1.25-1.50%ですね。

これは、年内にあと1回の利上げがあることに対応します。


一方、市場の予想では、もう年内の利上げはないだろうという見方が大勢を占めてきつつありました。

そこに、実に12人ものFOMCメンバーが、あと1回以上の利上げを予想しているという結果は、サプライズとして受け止められたのです。


これが今回のドル高の主な要因です。

FOMCもドット・チャートまで詳しく見てみると、いろいろなことが見えてきて面白いですね♪


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