てんこ盛りのECB金融政策発表に冷や水を浴びせたドラギ総裁会見

こんにちは、マイクです。

オシレータの話の途中ですが、昨夜のECB金融政策発表について簡単に解説しておきますね。


ざっくりまとめると:

■追加緩和策が市場予想より手厚く、ユーロ下落・株価上昇

からの~

■ドラギ総裁会見での追加利下げ否定で、ユーロ上昇・株価下落

という、とてもわかりやすい展開でした♪


【EURUSD】
■15分足
20160311EURUSDM15

EURUSDの15分足チャートですが、Aが発表時、Bが会見開始時です。

150pips程の下落の後、何と400pips程も急騰しました。

現在はFib 23.6%を割り込む辺りまで押してきています。


実際、発表された追加緩和策は、かなりてんこ盛りでした。

主なものを挙げると(前回 → 今回):

  • 政策金利:0.05% → 0.00%
  • 限界貸出金利:0.30% → 0.25%
  • 資産買い入れ規模(月間):600億€ → 800億€

いずれも予想を上回る追加緩和となりました。


これには市場も素直に好感したのですが・・・


その後の会見時にドラギ総裁が

「一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」

と発言したことで、一気にオジャンに!


ちなみに、以前の記事でも説明しましたが、会見はリアルタイムで見ることができました。

録画はこちら:






やはり市場との対話は難しいですね。

これでまた黒田さんにもプレッシャーが掛かることでしょう。笑


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