「マイクの定理」とその応用(8)

こんにちは、マイクです。

今日は「MAの角度」についてもう少し掘り下げてみます。

「角度」って何を基準に計ればいいの?っていうお話です。


前回までの記事の復習はこちらから:

「マイクの定理」とその応用(1)
「マイクの定理」とその応用(2)
「マイクの定理」とその応用(3)
「マイクの定理」とその応用(4)
「マイクの定理」とその応用(5)
「マイクの定理」とその応用(6)
「マイクの定理」とその応用(7)


さて、下の2つのチャートをご覧ください。

【1】
20150418USDJPYDaily
【2】
20150418USDJPYM5

両方とも上昇トレンドが継続しており、チャート右端ではMAも急角度になっています。

では、何をもって角度が「急」であると言えるのでしょうか?


画面に分度器を当ててみると、両方とも45°くらいだと思います。

でも、この「角度」は縦横のスケールを変えるだけでいくらでも変わってしまいますよね。

なので、視覚上の「何度」という表現には意味がありません。


では、「マイクの定理」における定義ではどうでしょうか?

この場合、横軸を期間\(n\)で基準化することにより、MAの角度\(A_n\)は遅行スパンとローソク足との乖離\(D_n\)に等しくなりました。

\[A_n(t)=D_n(t)=p(t)-p(t-n)\]

よって角度の単位は、通貨ペアの決済通貨のプライス(ドル円の場合は円、ユーロドルの場合はドル)になります。


この定義によれば、MAの右端における角度は

【1】 4.324
【2】 0.415

となります。

【1】は日足、【2】は5分足なので、スケールが大きく異なり、角度の値も桁が違ってきます。


でも、見た目は同じような感じですよね?

これらを上手く同じような値にする角度の定義はできないものでしょうか?


みなさんはいいアイディアありますか?


次回までに考えてみてください♪


では、今日もニャンコをポチっと☆

 

「「マイクの定理」とその応用(8)」への4件のフィードバック

  1. 基軸通貨(評価レート)を統一すればよいのでは?

  2. K☆さん、こんにちは。
    アイディアありがとうございます。

    現在レートで基準化するという意味ですね?
    その場合、通貨ペアによるプライスレベルの差異は平準化できますが、時間足による差異はそのまま残ります。
    それも含めてnormalizeするにはどうすればよいでしょうか?

    次回の記事で説明しますので、どうぞお楽しみに♪

  3. 久しぶりのコメントですー。
    FXを休んで気づけば数ヶ月…。
    一生懸命ブログ読もうとしたのですけど、眠たくなったのでちょっと寝ます(^^)

    ではまた。(オーナー風)

  4. midoさん、一生懸命読もうとしてくれてありがとう♪
    実は、midoさんの良質な睡眠に貢献するのもこのブログの大事な使命です。
    毎晩見ていつも熟睡してもらえれば筆者冥利に尽きます。笑
    ではまた☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です