こんにちは、マイクです。
前回の記事では、正弦波状の値動きに対して、SMAとEMAがそれぞれどのような形状になるかを分析しました。
今回は、価格が急変した場合について見てみましょう。
これまでの記事はこちらから:
■知っているようで知らないMAの話(1:SMAとEMAの違い)
■知っているようで知らないMAの話(2:EMAの「期間」って何?)
■知っているようで知らないMAの話(3:SMAとEMAの重みの関係は?)
■知っているようで知らないMAの話(4:EMAの実際の計算方法)
■知っているようで知らないMAの話(5:EMAの角度とローソク足の位置との関係)
■知っているようで知らないMAの話(6:正弦波状の値動きに対するSMAとEMA)
■知っているようで知らないMAの話(1:SMAとEMAの違い)
■知っているようで知らないMAの話(2:EMAの「期間」って何?)
■知っているようで知らないMAの話(3:SMAとEMAの重みの関係は?)
■知っているようで知らないMAの話(4:EMAの実際の計算方法)
■知っているようで知らないMAの話(5:EMAの角度とローソク足の位置との関係)
■知っているようで知らないMAの話(6:正弦波状の値動きに対するSMAとEMA)
では早速、下のチャートをご覧ください。
横ばいで推移してきた価格が一気に急騰し、その後また横ばいとなった状況です。
ここまで極端ではないにしても、似たような状況は実際にもありますね。
では、この値動きに対して期間20のSMAとEMAを描くと、どのような感じになるでしょうか?
今回も下の答えを見る前に考えてください。
・・・
いいですか?
では、答です:
はい、今回はどうでしょう?
前回よりは想像しやすかったかも知れませんね。
この場合、SMAは、急騰前のプライスから急騰後のプライスに向け、完全に直線的に上昇していきます。
一方、EMAは、急騰直後はSMAより早く上昇しますが、だんだん上昇の角度がゆるやかになり、途中でSMAに抜かされてしまいます。
これも、前の記事で説明したように、EMAの角度が、ローソク足とEMAの乖離に比例しているからに他なりません。
そして、急騰からMAの期間の倍以上時間が経っても、まだ急騰後のプライスには到達していませんね。
EMAは平均の重みが無限に過去まで0にならないので、過去のプライスをいつまでも引きずることになります。
その点、SMAは過去をすっきり忘れてしまう性格ですね。笑
このようなMAの性格の違いを把握しておくことも、状況判断の助けとなると思います。
さて、次回は少し違った側面からMAの持つ意味を考えてみます♪
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